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累(かさね)第5巻36話「残痕」暴かれる累の過去! ネタバレ有り [ネタバレ感想]

【ネタバレ注意】あらすじネタバレ
有りますので、ご注意ください。

第5巻は第4巻の最後でようやく幸せを
手にした累にとって、この先の破局に
向かっていくようで読んでいててとても
辛いのですが、最後まで一気に読んで
しまいました。

皆さんには1話ずつお届けしますね。


◆累 第5巻36話「残痕」◆


天ヶ崎と野菊の関係は、野菊の体を提供
する代わりに淵累についての情報を探る
というある意味契約関係でした。


野菊は自分の体を男に提供することで
しか、生きる術をしらない悲しい女性
なのです。


天ヶ崎は学校の先生で、多分、誰にも
相手をしてもらえ無さそうなうだつの
上がらない不細工な中年男。


野菊にそばにいて欲しいという欲望だけ
で、野菊に言われるがまま、淵透世の娘
である累の居所を探っていたんです。



天ヶ崎は累が通っていた、小学校の名簿
を手に入れていました。

小学校の名簿から累の居所を探りだす
為に、当時のクラスメイトを訪ねます。


そこで小学校のアルバムを見せられて、
初めて天ヶ崎は淵累の素顔を知ります。


世紀の大女優、淵透世の娘とはとても
思えないその容姿に、天ヶ崎は驚きを
隠せません。


そして、小学校での淵累へのイジメと、
あの事件のことを知ります。


あの西沢イチカが学校の屋上から落ちて
亡くなった事件です。


クラスメイトはそれを淵累が「呪いころ
した」のだと噂されていたと言います。

なんとも恐ろしい事件としてクラスメイ
トには記憶されていたんですね。


そして、その事件があってからは、誰も
累をイジメなくなったようです。


累の居所は判りませんが、担任の先生の
住所を聞き出すことに成功する天ヶ崎。


天ヶ崎は担任の先生を訪ねます。


小学校の担任の先生は当時、淵累の描く
絵が、事件を境に変ったと言います。


以前は暗い絵しか描かなかった累が、
事件後は、白い画用紙に白い絵の具で、
ぐるぐると幾重にも重ね塗りした絵を
描いていたんです。


担任が言うには、それは何か「光」を
表しているんだとのこと。


あの西沢イチカの事件を境に累は自分に
とっての「光」を見つけたような....
そんな事を思わせる絵です。


皆さんはご存知ですよね、あの時、
累は口紅の魔法の力を初めて知ったの
ですね。


そして、累は自分にとっての「光」が、
「光」をつかむ為の魔法の道具が、
母の形見の口紅だということを知って、
少し生きる勇気が湧いた瞬間だったの
でしょうね。





今、累は丹沢ニナとして舞台で活躍する
ことで、暗い奈落の底から這い出して、
漸く白い照明の下でのはかない幸せをか
みしめていました。


そして、奈落の底の途方も無い寒さも
暗さも忘れていました。




◆第36話を読んでの感想◆


野菊は自分の体を武器に男を巧に操り、
累の居所を探っていたんですね。

普通であれば相手にもされないであろう
天ヶ崎は、美しい野菊が夜の相手をして
くれるということで、何にも理由を聞か
ず、野菊に言われた通りに累の居所を
探します。


淵透世そっくりの女が淵透世の娘の居所
を知りたがっている....

そして淵透世の娘は母親とは似ても似つ
かない容姿。

普通に考えれば何か怪しいと思いますが、
天ヶ崎はあえてそこは野菊に聞かないん
ですね。

まあ、聞いたところで本当のことを言う
はずもありませんが。


天ヶ崎は探偵としてはかなり優秀で、
着々と累の今の居所に近づいています。

正に着々と破滅が近づいている感じが
して仕方ありません。


せっかく手に入れたかと思った野菊との
友情はやはり幻だったのでしょうか。

累にとって初めて手にしたささやかな
幸せなのに....

ああ...累が可哀想ですね。



累(かさね)第5巻36話「残痕」
暴かれる累の過去! ネタバレ
感想でした。


つづく、累(かさね)第5巻37話
「見ようとしない 見てはいけない」は
>>こちらです!<<

>>目次ページはこちらです!<<




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