累(かさね)第6巻53話「どん底」 どん底と奈落の底はどっちが苦しい? ネタバレ有り [ネタバレ感想]
【ネタバレ注意】あらすじネタバレ
有りますので、ご注意ください。
◆累 第6巻53話「どん底」◆
あれから1ヶ月が経ち、累のアパートを
羽生田が訪ねてきます。
机一つない殺風景な部屋と、酒瓶が転が
っているのを見た羽生田は、累に説教を
するのでした。
「さっさと立ち直って次の為に動け」
「お前には才能も口紅の力も残されてい
る」
また相手を追い詰めて、最後には殺して
しまうと思っている累は口紅の力を使う
ことを拒み、羽生田を部屋から追い出し
てしまいます。
累は空っぽの部屋の中で気がつけば失っ
たものばかりを鮮やかに思い出してしま
います。
夢、愛、友、光......
しかもそれだけではなく、
「人の目にふれてはいけない」、
「醜いお前に生きる価値はない」という
身の内から聞こえる声に絶望感に包まれ
、惨めな思いが募る累でした。
夜、部屋を飛び出した累は街灯の明かり
に焼かれて舞い落ちる蛾を見つけ、醜い
幼虫から美しく成長する蛾に自分の運命
を照らし合わせ、「生きる最後の瞬間ま
で光の中で美しくありたい」という感情
があふれ出てきます。
その時ふと累は思い出したのです。
・・・・野菊・・・・の存在を。
◆第53話を読んでの感想◆
あれれ、少々話がパターン化してきまし
たか?
第6巻の最後はニナの顔を失ってしまっ
た累の絶望感に満ち満ちた心の葛藤を描
いています。
そして最後に奈落の底から這いあがり、
光の下で脚光を浴びて生きていきたいと
決心をするのです。
これ前にもあったシチュエーションのよ
うな気がしてきました。
どこっだっけ?
何か街灯の明かりに焼かれて落ちてきた
蛾がとても印象的で、累とだぶって見え
てしまうのは私だけでしょうか。
そして、「累」では幸せな女性って一人
も出てきませんね。
みんな累と関わることでどうしようも無
く不幸になっていく女性ばかりです。
小学校の屋上から飛び降りて亡くなった
イチカ。
植物人間から野菊の力を借りて自らの命
を絶ったニナ。
初めて友達ができたと思った累との出会
いが、やがて自分の母親との関係を知り
、憎悪の塊になってしまう野菊。
あまりにも切なすぎますね。
でもやめられません。
累(かさね)第6巻53話「どん底」
どん底と奈落の底はどっちが苦しい?
ネタバレ感想でした。
>>目次ページはこちらです!<<
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有りますので、ご注意ください。
◆累 第6巻53話「どん底」◆
あれから1ヶ月が経ち、累のアパートを
羽生田が訪ねてきます。
机一つない殺風景な部屋と、酒瓶が転が
っているのを見た羽生田は、累に説教を
するのでした。
「さっさと立ち直って次の為に動け」
「お前には才能も口紅の力も残されてい
る」
また相手を追い詰めて、最後には殺して
しまうと思っている累は口紅の力を使う
ことを拒み、羽生田を部屋から追い出し
てしまいます。
累は空っぽの部屋の中で気がつけば失っ
たものばかりを鮮やかに思い出してしま
います。
夢、愛、友、光......
しかもそれだけではなく、
「人の目にふれてはいけない」、
「醜いお前に生きる価値はない」という
身の内から聞こえる声に絶望感に包まれ
、惨めな思いが募る累でした。
夜、部屋を飛び出した累は街灯の明かり
に焼かれて舞い落ちる蛾を見つけ、醜い
幼虫から美しく成長する蛾に自分の運命
を照らし合わせ、「生きる最後の瞬間ま
で光の中で美しくありたい」という感情
があふれ出てきます。
その時ふと累は思い出したのです。
・・・・野菊・・・・の存在を。
◆第53話を読んでの感想◆
あれれ、少々話がパターン化してきまし
たか?
第6巻の最後はニナの顔を失ってしまっ
た累の絶望感に満ち満ちた心の葛藤を描
いています。
そして最後に奈落の底から這いあがり、
光の下で脚光を浴びて生きていきたいと
決心をするのです。
これ前にもあったシチュエーションのよ
うな気がしてきました。
どこっだっけ?
何か街灯の明かりに焼かれて落ちてきた
蛾がとても印象的で、累とだぶって見え
てしまうのは私だけでしょうか。
そして、「累」では幸せな女性って一人
も出てきませんね。
みんな累と関わることでどうしようも無
く不幸になっていく女性ばかりです。
小学校の屋上から飛び降りて亡くなった
イチカ。
植物人間から野菊の力を借りて自らの命
を絶ったニナ。
初めて友達ができたと思った累との出会
いが、やがて自分の母親との関係を知り
、憎悪の塊になってしまう野菊。
あまりにも切なすぎますね。
でもやめられません。
累(かさね)第6巻53話「どん底」
どん底と奈落の底はどっちが苦しい?
ネタバレ感想でした。
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2016-01-23 19:13
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